Amaro Sibilla

アマーロ シビッラです。

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まずボトルデザインがカッコ良すぎます。そしてどろっとした真っ黒の液体。発音しにくい名前。どこをとっても玄人向けのアマーロであることがわかります。

 

そうなんですこのアマーロ、玄人向けだと思います。

ただ以前開催したアマーロナイト(アマーロをたくさん飲む会)で、今までアマーロを飲んだことのない人、カンパリが苦手だという人にもなかなかウケが良かった不思議な一本です。特に女性に人気だった印象があります。現在女性4人で作られていることも関係あったりして!

 

 僕も大っすきな一本です。

 

このアマーロシビッラは、以前紹介したMelettiと同じ、マルケ地方で作られます。ブーツの膝裏くらいですね。

 

 

蒸留所はヴァルネッリ蒸留所

これはアマーロシビッラの製作者のジローラモ・ヴァルネッリから来ます。このジローラモ・ヴァルネッリはシッビリーニという山地で生まれ、薬草学者となり1868年にアマーロ・シビッラを作り始めます。

 

このジローラモ・ヴァルネッリ、なかなか痺れる言葉を残しています。

「苦くなければアマーロではない」

「通常のアマーロはカラメルが加えられているので甘い。本物のアマーロは苦い。苦味の中にオレンジやシナモンなどの豊かな香りがある」

 

大賛成です!!!!

実際にアマーロシビッラ、かなり、笑っちゃうくらい苦いんです。なんかサンマの食べちゃいけないところくらい苦いです。ただむやみやたらに苦いってわけじゃないんですよね。

オレンジピールの柑橘系の香りとシナモン系の甘いスパイスの香りが来た後に梅酒のようなギュッとした甘さの後に長い長い苦さの余韻が来ます。

 

リンドウの根や「カリッサイアキーナ」の含有率が極端に高く、他にシチリアオレンジピールカンゾウ、キナの根、シナモン、蜂蜜が含まれています。とありますがこの「カリッサイアキーナ」全くの謎です。なんなんですかねこれ

 

このアマーロシビッラ、カラメル色素は使われておらず、甘味も蜂蜜のみでつけられます。

 

原材料もほとんどがマルケ地方のものを使っており、エッセンス抽出も大型の二つの銅鍋でブナの木の薪を燃やして直火で行われます。材料工程共に創業当初と同じレシピで作られます。

ラベリングや品質管理を除いて、一切機械化していません。

古くから伝わるクラフトアマーロですね。

 

同蒸留所からアニスのリキュールも出ているみたいなので飲んでみたいです。

 

 

アマーロ興味あるけど甘すぎるんだよな、

とにかくバカにがいアマーロを飲んでみたい!

そういった方におすすめの一本です。

 

僕は胃の調子がどうしても悪い時の最後の手段はアマーロシビッラです。

嘘です太田胃酸飲みます。

 

食後にストレートでちびちび飲むのがおすすめです!!お腹が落ち着きます。

 

楽天市場で買えるみたいです。

 

皆さんのおうちの酒棚にこのアマーロが並ぶことを夢見ております。