SFUMATO AMARO
スフマト アマーロです
これまたユニークなアマーロです!!
甘いものが好きな方、カシス等のベリー系の味わいが好きな方に特にお勧めなアマーロです。
ドロっとしたドスの効いた黒い液体に渋めの茶色いラベルデザイン。しかもこのアマーロよーく見てみると粒子が液体のなかにみることが出来ます。
これはどーゆーことだ!解説していこうと思います
産地はイタリアのトレント。北部に位置する街です。ドイツ語でトリエント、こちらの名前の方が馴染みがあるかもしれません。
イタリア北部ということもあってハーブスパイスがどっしりしています。
ラベルに「RABARBARO」という表記があります。
この表記がされているアマーロがいくつかあります。
この「RABARBARO」は「ラバルバロ」とよむイタリア語です。英語だとルバーブという意味になります。
ルバーブは日本ではダイオウ(大黄)とよばれる薬物です。タデ科の植物で近縁種にはソバ属なんかがあります。
原産地はシベリアです。
欧米ではルバーブは砂糖漬けにしてジャムにしたりお菓子の香り漬けに使ったりするそうです。
このスフマトはルバーブが強く含まれています。
他にもグレープフルーツピールが含まれており、ルバーブとの苦味と酸味のバランスが素晴らしくなっています。
そして、このアマーロのとくに面白いところがあります。
スフマトにはブルーベリージュースが含まれています!
めちゃくちゃ面白いですよね、、、
だからスフマトはトロッとしているんですね
砂糖やハチミツで加糖するわけではなく、ブルーベリージュースで甘味を足しているんですね
なのでベタベタした甘さが全く無く、サラッとしすぎている訳でもない、甘さと酸っぱさと苦さのバランスが素晴らしい、ボディ感のある一本になっています。
なかなかユニークなアマーロ、スフマトです。日本でも購入可能なので是非気になるかた、飲んでみてください!
個人的に、冷蔵庫で冷やして飲むのがオススメです!品質も安定しそうですしね
是非お試しください!!!
今日もありがとうございました!
近日中に、アマーロのソーダ割りをひたすら飲む動画をあげようかと思います!よろしくお願いします!
MARTINI BITTER
MARTINI BITTER
マルティーニビターです。
マルティーニといえばベルモット世界NO.1シェアを誇るメーカーですね。そこの作る高品質ビターリキュールがこのマルティーニビターです。
はっきりと言うとカンパリにかなり似ています!ただカンパリより苦さは優しめで甘さはやや強めです。
カンパリと飲み比べしてみよう!!といきりたった僕ですが、ここで気づきました、僕のお家にはこれだけアマーロがあってカンパリがないんです。
そういえばカンパリを買ったことないなぁ!今度買いに行かないと、、、
ボタニカルはビターオレンジに秘伝の薬草、スパイス、フルーツにキナ樹皮とあります。おそらくリンドウやニガヨモギ、カンゾウあたりかな?オーソドックスなアマーロのボタニカルであると思います。
色もカンパリと似たような鮮やかな赤色で後を引く上品な甘さと主張しすぎない苦さが、実はめちゃくちゃ美味しい1本です。穴場ですこのアマーロ。
あのマルティーニからでているこんなに美味しいアマーロが、なんでこんなに知名度が低いんだろうと思っています。
飲み方のおすすめは、ずばりスプモーニです。
もちろんネグローニや他のビターなカクテルとの相性も抜群にいいです。
ただ(ん〜、、だったらカンパリでよくね?とか他のクラフトアマーロでも、、、)と思ってしまう僕がいます。
マルティーニビターが本領を発揮するのはグビグビ雑飲み系カクテルだと僕は思います!アメリカーノ、スプリッツァーも相性いいです。
コスパもいいのが特徴ですね。
カンパリに飽きたり、何か一捻りしたい、と言う方におすすめん1本です。
あとはお家でサクサク飲んだり、食前にソーダ割りで飲みながらオリーブをつまんだりするのに最適なアマーロだと思います。特筆するべきところは少ないかもしれませんがバランスがとにかくよく、ずっと飲んでいたい実家のようなアマーロですね。
今日はサクッと、マルティーニビターについてでした!
ぜひ一度お試しあれ〜
Amaro Sibilla
アマーロ シビッラです。
まずボトルデザインがカッコ良すぎます。そしてどろっとした真っ黒の液体。発音しにくい名前。どこをとっても玄人向けのアマーロであることがわかります。
そうなんですこのアマーロ、玄人向けだと思います。
ただ以前開催したアマーロナイト(アマーロをたくさん飲む会)で、今までアマーロを飲んだことのない人、カンパリが苦手だという人にもなかなかウケが良かった不思議な一本です。特に女性に人気だった印象があります。現在女性4人で作られていることも関係あったりして!
僕も大っすきな一本です。
このアマーロシビッラは、以前紹介したMelettiと同じ、マルケ地方で作られます。ブーツの膝裏くらいですね。
蒸留所はヴァルネッリ蒸留所
これはアマーロシビッラの製作者のジローラモ・ヴァルネッリから来ます。このジローラモ・ヴァルネッリはシッビリーニという山地で生まれ、薬草学者となり1868年にアマーロ・シビッラを作り始めます。
このジローラモ・ヴァルネッリ、なかなか痺れる言葉を残しています。
「苦くなければアマーロではない」
「通常のアマーロはカラメルが加えられているので甘い。本物のアマーロは苦い。苦味の中にオレンジやシナモンなどの豊かな香りがある」
大賛成です!!!!
実際にアマーロシビッラ、かなり、笑っちゃうくらい苦いんです。なんかサンマの食べちゃいけないところくらい苦いです。ただむやみやたらに苦いってわけじゃないんですよね。
オレンジピールの柑橘系の香りとシナモン系の甘いスパイスの香りが来た後に梅酒のようなギュッとした甘さの後に長い長い苦さの余韻が来ます。
リンドウの根や「カリッサイアキーナ」の含有率が極端に高く、他にシチリア産オレンジピール、カンゾウ、キナの根、シナモン、蜂蜜が含まれています。とありますがこの「カリッサイアキーナ」全くの謎です。なんなんですかねこれ
このアマーロシビッラ、カラメル色素は使われておらず、甘味も蜂蜜のみでつけられます。
原材料もほとんどがマルケ地方のものを使っており、エッセンス抽出も大型の二つの銅鍋でブナの木の薪を燃やして直火で行われます。材料工程共に創業当初と同じレシピで作られます。
ラベリングや品質管理を除いて、一切機械化していません。
古くから伝わるクラフトアマーロですね。
同蒸留所からアニスのリキュールも出ているみたいなので飲んでみたいです。
アマーロ興味あるけど甘すぎるんだよな、
とにかくバカにがいアマーロを飲んでみたい!
そういった方におすすめの一本です。
僕は胃の調子がどうしても悪い時の最後の手段はアマーロシビッラです。
嘘です太田胃酸飲みます。
食後にストレートでちびちび飲むのがおすすめです!!お腹が落ち着きます。
楽天市場で買えるみたいです。
皆さんのおうちの酒棚にこのアマーロが並ぶことを夢見ております。
CONTRATTO BITTER / APERITIF
CONTRATTO BITTER
コントラットビター
CONTRATTO APERITIF
イタリアのピエモンテ州で作られるビターリキュールです。
ピエモンテ州はミラノの西側、フランスと面した位置にあります。
コントラット社は2種類のビターリキュールを作っています。
コントラット社はイタリアで初めてメトド・クラッシコ製法(瓶内二次発酵)でスプマンテを作ったワイナリーです。イタリアの高級スプマンテメーカーとして広く知れ渡っています。
このコントラット社に伝わる1933年のレシピをもとにコントラットビター・アペリティフは作られます。
コントラットビター
ミント・セージ・オレンジピール・クローブを含めた24種類のハーブスパイスを、低温でアルコールに約15日漬け込み味を引き出して作られます。
ボタニカルのほとんどをイタリアのピエモンテ州アルタ・ランガで採集されたものを使うプレミアムクラフト・アマーロ。
着色料も不使用で、鮮やかな赤色はビーツから抽出したもの。
こちらのアマーロもソーダ割り、トニック割がおすすめそう。
個人的にはオレンジジュース割りが好きでした。
飲み始めた時は(お、割とわかりやすく美味しいアマーロだな、、、)と思いましたが集中して飲み進めると香りと苦味がかなり奥深い一本であることがわかりました。
このメーカーも打倒カンパリを謳っているようです。
ただやはりカンパリと比べるたびに、カンパリのコストパフォーマンスの高さに気付かされます。
コントラットビターが作られ始めてから2年後、1935年にレシピが作られました。
オレンジピール・レモンピール・キナ・カンゾウなど28種類のボタニカルを、こちらも低温で15日かけてじっくり抽出されます。
こちらも着色料不使用で鮮やかなオレンジ色はオレンジピールから抽出されます。
味わいはTHE食前酒!って感じの味です。
ワインベースのリキュールなので度数も13.5%と低く、ソーダ割り、トニック割、スプリッツァーなどでサクサク飲むことができます。
柑橘系の香りが強く、苦味も優しいので食事の邪魔にならないようなアペリティーボに仕上がっています。
今日はコントラット社のビターリキュール2種類を紹介させていただいました!
ラベルデザインも色違いですごく可愛いです。バックバーにあるといいですね 映えます
日本でも購入可能なので、レッドビター系のリキュールやアペリティーボの幅を増やしてみたい方、ぜひ手に入れてみてください!
暑いですね今日も、、、
おうちにこもってオリンピックだ!日本の次にイタリアを応援している自分がいます、、、笑
Meletti
Amaro Meletti
メレッティです。
このアマーロ、実は小岩のcocktail bar Raven(https://twitter.com/cocktail_raven?s=21)
のカラスちゃんから誕生日プレゼントで頂いたもの。いつもお世話になってます! 誕生日にアマーロをプレゼントしてくれるなんて、、、涙
このアマーロ、スマブラで言うところのマリオ
HUNTER×HUNTERでいうところのゴンです。
バランスがとにかくいいんです。
甘すぎるわけではなく、苦すぎもせず、飲みやすすぎるわけでもなく、スパイシーすぎもしません。
うまいんです。こまわりが効いて痒いところに手が届くような
ギターのエフェクターでいうところのブルースドライバーのような ベースのエフェクターでいうとMXRのM80のような クラスにひとりいてほしいようなアマーロです。深い関わりをもつ友達というわけではないけれど、卒業した後なぜかやたら会いたくなるあいつ、いいやつだよな〜って感じのアマーロです。
ボタニカルには、スミレ・キャラメル・サフランに複数のスパイスが入ってきます。
5代にわたる家族経営で製造が行われています。蒸留所の所在地はイタリアのマルケ州、ブーツの形で言うところの膝の裏あたりに位置します。ボローニャ地方のすこし下くらいです。
イタリアは縦に細長く、北はアルプス山脈の山岳地帯、南はアドリア海を含む地中海に面しています。
必ずそうという訳では無いのですが、イタリア北部で作られるアマーロはスパイスのガッシリ効いているアマーロが多い傾向にあります。
そして、イタリア南部で作られるアマーロは柑橘系の強いシトラス香るアマーロが多い傾向にあります。
フェルネブランカ、ラマゾッティ、ディエルベトリエステあたりが北部です。
アベルナ、デルカポが南部なのでなんとなくやはり北部の方がスパイシーで苦味も強いような印象があります。
インドカレーと似ていますね。山岳地帯で保存を目的にスパイスを沢山つかってつくられる北インドカレーと、豊富な海産物やココナッツなどをつかって作られる南インドカレーと。
あ!カレー食べたくなってきましたね。カレー食べたあとに飲むアマーロはこれまた格別です。
今年の夏はスケボーとカレーとアマーロだ!!
Campari Shakerato
初めてのカクテルの投稿です。
最初はこのカクテルにすると決めていました。
カンパリシェカラート
レシピ
カンパリ 60mlくらい
をシェークしカクテルグラスに注ぐ
ご存知の方も多いとは思いますが、材料はカンパリのみ。僕の知りうるカクテルの中で1番材料が少ないです。
カンパリを氷と一緒にガシガシ振って注いで飲む。すごく単純なカクテルです。
カンパリに含まれている糖度によって、シェークした後の液体はオレンジ色に濁り表面にはふわふわの泡が浮かびます。
ストレートやロックで飲むのとは全く違う柔らかさが生まれ、よりハーブ、スパイスの味が感じやすくなります。そして苦味はやや削ぎ落とされ、飲み口はかなり優しくなります。
カンパリシェカラートは通常カクテルグラス(逆三角形の謂わゆるカクテルのグラス🍸)に注がれますが、僕は振った液体をオンザロックスタイル🥃で飲むのが好きです。
カンパリではなくてももちろんOK というかアマーロは全部この飲み方で試してみて欲しいかもしれません。ボタニカルたちの違う表情を見ることができます。某アメリカン激うまインフェルノなにがしもシェカラートで作ると別の表情を見せてくれます。
オススメです。
少し前にカンパリシェカラートを作った際の動画です
制作手順も簡単で、60mlというのも目安なので大体で構いません。
おうちにカンパリ(もしくは他のアマーロ)、氷、シェーカーがある方はぜひ作ってみてください。
個人的な作り方のコツはシェークを優しく長くしてあげることです。氷はパンパンに!
ボストンシェーカーで作ってみてもいいかもしれませんね。
もともとこのカクテル、カフェシェカラートというノンアルコールカクテルから来ています
エスプレッソに砂糖を少し加えてシェークするものです。イタリアではアイスコーヒーの代わりに楽しまれたりするそう。
それがカンパリに置き換わったようなカクテル。シェカラートはシェークした、と言う意味のイタリア語を英語読みしたもの。
シンプルが故に奥が深い、意外と美味しく作るのは難しかったりするカクテルです。
シェーカーの購入を検討している方、シェーカーはお家にあるけど何作ったらいいかよくわかんない方、カンパリ一本あれば美味しいカクテルが作れてしまうので是非、やってみてください!!
今年の夏はオリンピックにカンパリシェカラートで決まりですぜ
Amaro di Erbe Trieste
アマーロ ディ エルベ トリエステ
https://pioloemax.it/amari/8-amaro-di-erbe-trieste.html#
エルベはハーブのイタリア語です。
おしゃれですね、将来猫を飼ったらエルベって名前を付けようと思います。
トリエステはイタリアのブーツの形でいくと太ももぐらいの根っこの位置でスロベニアと面しています。ベネツィアの右上ののほうですね
これって地図載せていいんですかね
以前創作イタリアンのお店に伺ったときにたまたま見つけたこれまたマイナーなアマーロです。
色、ラベルデザインから甘やかなイメージを持ちましたが飲んでみてびっくり めちゃくちゃ苦い!!そして度数が高い!!
結構玄人向けのアマーロかもしれません。
ストレートで飲むとかなり長い苦味の余韻がたのしめます。苦いもの好きにはたまらんぜ
材料が西洋唐花草、シナモン、シナモンの葉、
ビターオレンジ(シトラス オーリュム)、キャラウェイ、ユーカリクローヴの葉、ニガヨモギ、ニガヨモギ・ヴェルシカ、ローマ・ヨモギ、タンポポの葉、西洋タンポポの根、漬け込んだリンドウリキュールを漬け込み、何もせず ボトリング。
とあります。
ローマヨモギというのが気になります
漬け込んだリンドウリキュールを漬け込み?? 何もせず??
樽熟成は行ってないことがわかりました。
元の文を読めばわかるかと思いましたが、英語ならなんとか読めるのですがイタリア語が全くわかりません
オーガニックというのを強調したいんだとおもいます。100%オーガニック素材らしいです。
アルコール度数が40度!ここまで度数高いアマーロなかなか見ませんね
アルコール度数が高く、苦味が強く甘さもあるので食後にかなりオススメです。
日本でも一応少ないですが取り扱いがあるみたいです。今度買おうと思います。
まだまだ、知らないアマーロが世界にいっぱいあります。どんどん調べて新しいアマーロと出会いたいと思います!!
今日はここらへんで!chiao!!